血とダイヤモンド

監督:福田純

悪くない犯罪映画。モノクロが貢献している。強盗事件よりも、その後の仲間割れがメイン。負傷した仲間との対立ばかりなのがやや面白味に欠けるが、ムードや役者たちがいい。中でも佐藤允はさすがの迫力。クールな宝田明、ベテラン志村喬などの存在感も忘れてはいけない。終盤の銃撃戦も割と良かった。ほとんど死ぬ非情な結末もいい。