パワー・オブ・ザ・ドッグ

監督:ジェーン・カンピオン

これはそもそも西部劇なのか。「ブロークバック・マウンテン」的な匂いを出しつつ、あそこまであからさまではない。とても静かにじわじわと煮立てた心理劇といった感じ。しかしラストの行動とかオチが唐突に思えた。そこに至る過程が分かり辛いので、若干行動が不可解に感じた。そのあいまいさが味わいとも取れるけど。カンバーバッチもいいが、それ以上にジェシー・プレモンス、さらにキルステン・ダンストがとても印象に残った。まあ「ピアノ・レッスン」には遠く及ばないが。。。