天国でまた会おう

監督:アルベール・デュポンテル

原作脚本は「その女アレックス」のミステリー作家ピエール・ルメートルと知り、俄然興味が沸いた。第一次大戦、本来死んでてもおかしくない二人の男が生き残り帰還。上官への復讐話かと思ったが、そうはせず彼らが巡る数奇な運命をシニカルに描く。ミステリー系かと思ったので、ちょっと拍子抜けした感はあるが、美術等に変な味もあり、戦争のもたらした哀しみと可笑しさ、そして希望がある優しい作品だった。