嵐電

監督:鈴木卓爾

嵐電や京都のご当地映画かと思ったが、そういう側面もあるが、完全にそれらを打ち消すぐらい、独自の世界を作り上げている。あまりに技巧的で驚いた。現実と虚構を行き来して、かつ芝居の世界なのか、または死後の世界なのか。別れの映画のようで、新たな始まりや希望の映画のようにも思える。大西礼芳が素晴らしい演技をしていた。