コミック雑誌なんかいらない!

監督:滝田洋二郎

いやあ面白かった。これぞ昭和、これぞ80年代。バブルに浮かれた日本をよく映しだしている。しかしいろいろあったなあ。豊田商事事件とかほとんど忘れていたよ。それより懐かしい顔がたくさん見れて、資料的価値がありそう。一番の衝撃は三浦和義だね。社会、芸能に切り込み、滅茶苦茶な映画だが、どこかパワーがあり、なんでもアリな時代だった。内田裕也のどこか高倉健みたいな演技が結構いい味出してる。映画としてはあまり成立してないが、この映画には憎めない懐かしさが溢れている。