リトル・フォレスト

監督:森淳一

「夏・秋」「冬・春」の2本。1季節約1時間なので合計約4時間の作品。スローライフ映画かと思ったら、料理映画であった。ただ食べるだけなのに、なんでだろう全然退屈しなかった。東北の移りゆく四季の美しさ。そして野菜を育て、周りで食材を拾って自分で調理をする。この繰り返しの行為の連続なのだが、その日本料理の奥深さ、食材を活かした料理の数々に感動した。季節に合わせた料理のレパートリーと調理法、そしてそれを作って食べるということでこれだけ深いドラマが成立することに驚く。1年を通した橋本愛の成長の記録でもあり、自分には無理だがちょっと憧れるなあこういう自給生活。彼女は料理人にでもなればいいのに。。。ちょっとオマケだが、いい作品であった。