シャドー・ダンサー

監督:ジェームズ・マーシュ

意外とこじんまりとした映画で、少し「インファナル・ミッション」という同じIRAスパイの映画を思い出した。淡々としていて思っていたほどスリルもない。少女時代の弟の死とかその辺の哀しみ怒りもその後の活動とあまり直結せず、どうも盛り上がりに欠く部分はある。キャストもちょっと弱いかな。でも安定した出来で悪くは無い。クライヴ・オーウェンへの仕打ちは気の毒。アンドレア・ライズブローは英国女優なので今後ハリウッドで重宝されそう。