灯台守の恋

監督:フィリップ・リオレ

回想形式で進むフランス悲恋物語。回想することによって、少しミステリー的な風味もあり、予想通りの展開だが、とても気持ちよく話に没頭できた。閉鎖的な漁村、そこにやってくるひとりの青年と許されざる恋。登場人物たちの微妙な心の機敏が織りなす、上質なラブストーリーでした。舞台の年代や荒れ狂う海、灯台守という設定もとてもいい雰囲気を作っていた。秀作。