東ベルリンから来た女

監督:クリスティアン・ペツォールト

これ観てる間、ずっとドイツの戦時中の話だと思っていた。そしたら80年代と知りびっくり。80年代になっても、東西統一前はこんなスパイめいたことが行われていたことに驚く。どこか不穏な空気が漂い、閉塞的雰囲気の中、淡々と進行するドラマに悪い映画ではないが、やや起伏の少ない展開に物足りなさも。まあでも俳優の演技は良かったし、主人公が自転車に乗る画はとても印象的だった。