じゃりン子チエ

監督:高畑勲

じゃりン子チエには興味もなかったし、初めて観ようと思ったのは監督が高畑勲だから。でも観てよかった。じゃりン子チエに抱いてたイメージって、ずっとただのクソガキだと思っていた。しかしチエはとても心の優しく、親思いの可愛げのある少女だった。アホな親父と変わった隣人たちが巻き起こす、大阪の下町の人情喜劇で、やってることは無茶苦茶だが、すべて大阪だと納得してしまう。声優が吉本芸人ばかりなのも、関西の雰囲気を感じることができた。歩く猫にも愛嬌あり。