ある殺し屋の鍵

監督:森一生

主人公の設定が、板前から踊りの先生に変わっていて、ややキャラクターに不釣り合いな印象。殺しの依頼人から実行犯までの間に、仲介人を何人も挟んでいるとこが面白い。まあ結局その仲介者を始末しなくてはいけないんだけど、たくさんいるから大変。ただ西村晃とか真の依頼人を殺す必要があったのかが疑問。殺しに関しては、前作よりストイックさが欠けたかな。最後、ロッカーの前で、大金を諦め、静かに去っていくラストシーンは渋い。