ムースの隠遁

監督:フランソワ・オゾン

いかにもなフランス映画。フランソワ・オゾンの映画だが、さほど小難しくはなかった。家族や血のつながり、人間の死や生命の誕生といったテーマを、フランスの田舎の風景を交えながら、静かに語る。また死んだ兄の弟がゲイなんてのは、フランスらしいというのかオゾンらしいというのか。女って強いな。だから女は子供を産めるのかもしれない。