家庭

監督:フランソワ・トリュフォー

アントワーヌ・ドワネルシリーズの前作「夜霧の恋人たち」を観ていたのでドワネルのキャラクターに妙に憎めないものはあったが、これ単独で観た場合、はっきりいって退屈な出来と言わざるをえない。正直何を描きたかったのかよく分からないし、随所に出てくる思わせぶりなキャラも前作では上手くいったが今回は不発。鍵となる日本人女性も外国人が描くいつもの奇妙な日本人像で、観ていてあまり気分がいいものではなかった。”勝手にしやがれ”って(笑)。