ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜

監督:テイト・テイラー

不覚にも泣いてしまった。人種差別が根強い時代に戦ったメイドたちの物語は、ほぼキャストは女性たちによる女性映画で、これを男の白人監督が映画化したところに時代も変わったんだと感じた。役者のアンサンブルも見所で実は白人のほうが目立っていた気はする。ブライス・ダラス・ハワードがよかった。そしてラスト静かに去っていくヴィオラ・デイヴィスが素晴らしく、オスカー獲ってほしかったなあ。劇中、敵を愛することが勝利だという台詞があり、その通りだと思った。それは本当に難しいことである。しかし誰もがそういう強さと勇気を持てば、世界は平和になると思う。まだまだ世界は、そして自分自身もその境地には達していない。。。