愛する人

監督:ロドリゴ・ガルシア

この監督お得意の女性映画なので、どうかなと思ったがすごい良かった。親子とは、そして養子についても考えさせ、普遍的なテーマだが深いストーリーになっている。皆辛い過去を背負い、それでも現実を必死で生きている女性たちが力強い。彼女たちにはそれぞれ過酷な運命が待ち受けていて、特にナオミ・ワッツが哀しい。しかし本当に辛いのは何もできずに残された者なのかもしれない。この辺の脚本もよくできている。久しぶりに素晴らしいナオミ・ワッツが見れて嬉しかった。