我らが愛にゆれる時

監督:ワン・シャオシュアイ

何を言われようが、世間にどう見られるかなんてどうでもいい、ただ娘を助けたいという母強しの映画。子供のためなら何でもするという母親の気持ちは理解できるが、果たしてここまでやれる人っているのだろうか。余命わずかの娘を救うために、離婚した元旦那との子供を産みドナーにするという倫理的にいろんな問題をはらんでいるし、しかも別れた旦那には妻がいるし、自分にも夫がいるという複雑設定でいちいち厄介。空き物件やケイタイの誤操作などの伏線もあり、脚本もまあまあよく出来ているのではないか。