息もできない

監督:ヤン・イクチュン

過剰な暴力や口汚く罵りまくる主人公には辟易する。愛情を受けずに育ってきたので、仕方がないという言い訳は通用しない。こんな奴が近くにいたら迷惑極まりないが、父から子、そして部下へと続く暴力の連鎖が生まれる過程は、よく捉えていたと思う。辰吉丈一郎のような主人公は、監督自身なんだ。本物のヤクザのような迫力があった。しかし韓国映画はよく殴り合うねえ。。。