パイレーツ・ロック

監督:リチャード・カーティス

ほぼ全編船の中で進められる英国製音楽映画であり群像劇でもある。「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティスらしく大量の登場人物を見事にさばき、多彩なエピソードで繋いでいくとこは、いつもながら上手い脚本とは思うが、ちょっと健全過ぎるのが、やや物足りなさを感じる。ただこの映画にはブリティッシュ・ロックへの思いは伝わるし、なによりR・カーティスの映画にはいつも英国愛が感じられる。