インビクタス/負けざる者たち

監督:クリント・イーストウッド

結構最近「マンデラの名もなき看守」を観たが、あれはマンデラが囚人から大統領になるまでを描いたものであったが、これは大統領になった後の話。マンデラの素晴らしさは、迫害を受けた白人たちに仕返しするのではなく、彼らを赦すという慈悲深さをみせ、その広い心が人を引き付けたんだと思う。まあ意地悪な言い方をすれば、この映画のマンデラはキレイすぎて、多少美化されて描かれているんじゃないのとは思うが、それは演じるモーガン・フリーマンの演技力というかカリスマ性というかそういったものも影響している。フリーマンは昔からマンデラを演じたがっていたので、マンデラに対する熱い思いが十分伝わる素晴らしい演技であった。イーストウッドはまさに巨匠と言える仕事ぶりでホント外れなし。全く凄いジジイだぜ。どうでもいいが、オールブラックスに日本はボロ負けしたっていうのが、ちと情けねー。。。