僕の彼女はサイボーグ

監督:クァク・ジェヨン

猟奇的な彼女」の監督だけあって、ドSの彼女とドMの彼氏という話の作りは心得ている。アホな少女マンガのような前半はかなり面白かった。(特にケーキに顔を押し付けるとことか)。このままアホなコメディで突き進んでほしかったが、後半話に無理がありすぎるし、唐突過ぎる展開に、もはや映画への興味は失われてしまった。それと時間遡行ものだが、その辺の面白さは全くない。しかしあまり好きではなかった綾瀬はるかが、はじめてかわいいと思ったし、彼女の作りもののような個性とサイボーグという役柄がうまく一致したようだ。まあとにかくこの映画は、綾瀬はるかが全てだな。