ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

監督:ニールス・アルデン・オプレヴ

近年最高のミステリーと言われた原作の映画化第1弾。ジャーナリストの主人公と女ハッカー:リスベットの話を交差させる展開がいい。またリスベットがパンクな風貌でキャラが立っている。ただリスベットはもうちょっと可愛いい女優でもよかったんじゃないなんて個人的意見。スウェーデンというどこか寒々とした底冷えするような風土とその歴史が生み出した怪物を、膨大な資料や写真から現代の技術やハッキングを駆使して真相に迫っていく過程は面白い。ナチスや聖書の引用といったある種お決まりなパターンは出てくるが、最後まで巧みなストーリーテリングで引っ張りぬいた。シリーズ第2弾、第3弾の公開も楽しみだ。