ブーリン家の姉妹

監督:ジャスティン・チャドウィック

昼メロばりのドロドロの愛憎劇。これでもかと言わんばかりの権力と嫉妬と裏切の物語に、王族で生きるのも楽じゃない。注目の脚本家ピーター・モーガンが脚色しているので、沼地にずるずると足が引っ張られるような展開はさすがに面白く観られたが、登場人物の誰一人として共感できんわ。主演2人の女優は多少力量不足な気もするが、ナタリー・ポートマンはビッチな方がよく合っているし、スカーレット・ヨハンソンの透明感ある演技もそこそこ。格調高く撮ってなかったので、エンターテインメントとして楽しめた。