チェ 39歳 別れの手紙

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

チェ・ゲバラキューバ革命の後、ボリビアで再び革命を起こそうとしていたとは知らなかった。2部作後篇はボリビアでの山での生活がメインで、起伏のない話がダラダラと続き面白さははっきりいってない。90分で十分な内容を130分もかけるソダーバーグのこの映画に対する考え方は疑問と言わざるを得ない。そもそもこの内容であれば2部作にする必要はなく、1作でまとめた方よかったと思う。しかし山でのゲリラ生活は多くの時間をかけた割には何も成果が上げられず、この革命は何だったんだという空しさはよく伝わった。映画としてはいまひとつ釈然としないが、ゲバラの最後までを追った歴史の1ページとしては評価できると思う。