プライドと偏見

監督:ジョー・ライト

ジョー・ライトのデビュー作。タイトル通りプライドと偏見が邪魔をして素直になれない男女の感情のぶつかり合いを18世紀末のイギリスを舞台に描いた文芸映画。「つぐない」では結構な技巧ぶりを見せたが、この映画でも舞踏会のシーンでの長回しや美しい映像など撮影もいい仕事している。この映画は男女の微妙な心情をとても繊細に描いており、演じるキーラ・ナイトレイがとてもいい。あまり好きな女優じゃないが彼女の演技力が大きく貢献していて、この手のコスチュームプレイとは相性がいいようだ。