リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

監督:ニルス・ミュラー

恐らく「タクシードライバー」をやりたかったんだなあと思うがどうやらあまり上手くいかなかったようだ。しっかり主人公の内面も描けているし、除々に壊れていくショーン・ペンもまあまあ熱演しているのだが、胸にズシリとくるものが無い。他のキャラクターはほとんど印象に残らず、ショーン・ペンだけのための映画になってしまったのが一番の問題ではないか。