2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

悪の偶像

監督:イ・スジン ひき逃げした息子の父親とひき逃げされた息子の父親。二人の親がこの事件で、どういう展開を見せるのか最初は面白くなりそうな雰囲気はあった。しかし話がどんどんとおかしな方向に動き出し、普通のひき逃げ事件だけでよかったのだが、そこ…

恋するふたり

監督:稲葉雄介 お互いの恋人を取り戻すための男女二人のロードムービー。芋生悠が素晴らしい。そして男がうざい。男は偉そうなこと言ってるが、チャラくて軽薄なやつ。でも意外と核心突いたこと言ってくるから、女も騙される。後半の男の彼女の両親への態度…

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人

監督:キム・スンウ 映画としては面白かったが、それ以上に韓国人の異常さが際立った。誘拐や虐待も酷いが、警察や女でさえ子供に対しての扱いが鬼畜。登場人物がクズばかりで、なんとも気が滅入る。この作品はフィクションだと思うが、韓国だと実話でも十分…

暗数殺人

監督:キム・テギュン なんかこういう系の映画あったけど、なんだったっけかな。まあ犯人が獄中から刑事を操るみたいなやつは結構あるけど。面白かったけど、ただ犯人はなぜこんなことしてるのかが謎。ゲームみたいなもんなのか、暇つぶしか。刑事が犯人に金…

ぼくの好きな先生

監督:前田哲 芸術家・瀬島匠を追ったドキュメンタリー。この人のことは知らなかったけど、中々興味深く観れた。なんか自由な生き方に見えた。そして生き急いでるようにも見えた。まあ芸術家なんてちょっと変わってるぐらいが丁度いい。絵画の制作過程なんか…

海辺のエトランゼ

監督:大橋明代 BLアニメ。まあ悪くはないけど、それほどこの少年たちに興味を持てなかった。性の生々しい描写もあまり好きじゃない。作画は綺麗。1時間と短いのはいい。

バッド・スパイ

監督:スザンナ・フォーゲル スパイコメディ。特にどおってことはない。ミラ・クニスとケイト・マッキノンの二人のドタバタが楽しめるかどうかで決まる。そういえばあれジリアン・アンダーソンだったのか。貫録あったけど、こんな映画に出るのはさびしい。。…

8日で死んだ怪獣の12日の物語 -劇場版-

監督:岩井俊二 コロナ映画。まあ出来としてはそこまで凄くはないが、今の時代を映したものとしての価値はある。リモート撮影、モノクロなど制限された中でのエンターテイメントが見れた。カプセル怪獣というのもアイデアとしては面白い。樋口監督もいい味出…

海辺の映画館―キネマの玉手箱

監督:大林宣彦 大林宣彦の遺作。まさに集大成といえる内容。正直この大林ワールドにややついていけなかった。やってることは「花筐」と余り変わらない。反戦と映画愛。その圧倒的パワーには恐れ入るが、ちょっと3時間は長いし、幕末から現代まで網羅しすぎ…

そうして私たちはプールに金魚を、

監督:長久允 例えるなら、岩井俊二の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」を汚くした感じ。プールいっぱいの金魚を見たかったのに、これじゃあ全くカタルシスがない。そこを見せないでどうすんのよ。微妙なサービスショットとかいらないから。。。

水曜日が消えた

監督:吉野耕平 多重人格物。曜日毎に人格が入れ替わるという設定も中々面白い趣向。中村倫也はやっぱりいいね。ひ弱すぎると思ったけど、ワイルド中村とのギャップも出せた。適度な混乱もあり、主人公同様、不思議な体験を味わえた。石橋菜津美、深川麻衣、…

レディ・マエストロ

監督:マリア・ペーテルス やや綺麗で娯楽的に描かれているような気もするが、女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの生涯をドラマチックに描く。女性の指揮者などいない時代に、その常識を打ち破って見事に指揮者になるまでに。いろんなものを諦めて…

リベンジャー・スクワッド 宿命の荒野

監督:ランス・デイリー 復讐を続ける男とそれを追う軍。そのシンプルさがいい。アイルランドの風景もよかった。キャストもアイルランドっぽく、スティーヴン・レイとかバリー・キオガンとかそれっぽいの揃えてるし、ヒューゴ・ウィーヴィングやジム・ブロー…

マルモイ ことばあつめ

監督:オム・ユナ 映画として面白くなかった。もっと辞書作りや言葉の楽しさみたいなものかと思ったら、言葉を奪われた朝鮮人が朝鮮語を取り戻すというものだった。それは別にいいのだが、辞書作りぐらいで大事になるとは思えず、いろいろ誇張しすぎだし、そ…

パージ:エクスペリメント

監督:ジェラード・マクマリー シリーズの第4弾。パージの始まりの話。まあこのシリーズ割と面白いので、それなりには観れる。でもシリーズでは一番微妙かな。。。なんか黒人版パージみたいになっちゃってて、ちょっといつもと毛色は違う。

ザ・ウェイバック

監督:ギャヴィン・オコナー ジーン・ハックマンの「勝利への旅立ち」を思い出した。別に比較する必要はないのだが、それでもハックマンとベン・アフレックじゃあやっぱり深みが違うなあと思ってしまった。そして終盤アフレックはコーチをクビになる。まあど…

ボディカメラ

監督:マリク・ヴィタル 昨今の黒人射殺問題などの社会派サスペンスかと思ったら、ホラー映画だった。まさかそっち系の映画だったとは。でもこれ結構好き。ちょっとジョンカーペンターっぽくもあり、警察批判をこういう形で見せるのはアリ。メアリー・J・ブ…

名もなき生涯

監督:テレンス・マリック 長い。2時間で済む話を3時間弱もかける。よく言えばじっくりと主人公とその家族を丹念に描いた。ただ悪く言えば冗長。正直無駄な映像が多い。確かに美しい映像もあり、見応えがあるには違いないが、そこまで伸ばすほどの話でもない…

「ここで、生きる」~911、311、そしてコロナ禍~

監督:我謝京子 東日本大震災から10年、今当事者たちは何を思うか。311の被災者の監督がこの10年間を取材。そして女性の映画でもあった。いざって時は女性の方が強いのかも。たくさん辛いことがあっただろうが、皆明るかった。がんばって生きていた。その姿…