Pure Japanese

監督:松永大司

ディーン・フジオカが企画・プロデュースということで、彼はちょっとヤバい奴なのかと思ってしまう。それとも綺麗なイメージを崩したいとか。まあとにかくコレ結構変な映画で、将来カルト化しそう。この主人公のキャラが謎すぎる。蒔田彩珠はいい。ラスボスのヤクザは坂口憲二の兄でプロレスラーの坂口征夫。ちょっとココリコ遠藤に似てた(ゴメン)。

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ

監督:木下麦

TV版は大いに楽しんだ。で劇場版であるが、新作だと思ったら総集編だった。ちょっとがっかりしたが、それでも面白いのでまあいっか。でもTV版観てないと、このダイジェストじゃ付いていけないと思う。ラストだけは新作部分で、最終回のその後のタクシーのシーンが追加。だからイン・ザ・ウッズなのね。新規部分は少なかったけど、このメンツに会えたので良しとするか。。。

友情にSOS

監督:キャリー・ウィリアムズ

アメリカにおける黒人の立場が、この一本に集約されている。コメディ調だが、結構深い部分を突いてくる。黒人に対する偏見だったり、警察の対応だったり、差別の根深さを感じさせる。終盤白人女は謝罪するが、そっとドアを閉める。元の生活に戻るが、あの恐怖、屈辱は消えない。外でパトカーのサイレンが聞こえ、ちょっと怯えてしまう。無言だが、あの何とも言えない表情が、そのもどかしい思いを物語っている。複雑な余韻を残し映画は終わる。。。

マトリックス レザレクションズ

監督:ラナ・ウォシャウスキー

18年ぶりの続編。正直不安しかなかったが、そんなに悪くなかった。キアヌがゲームデザイナーで、マトリックスというゲームを作っていたという設定がいい。そこからこの世界がマトリックスと知って覚醒するわけだが、そこに結構な時間を割いている。こんなに時間が経って、どういう続編に持っていくのか気になったが、この入り方は中々気に入った。結局ネオとトリニティが覚醒するだけの内容だが、十分楽しめた。キアヌとキャリー=アン・モスが若いから成立する。さらなる続編はどうかなあ。。。

THE UPSIDE/最強のふたり

監督:ニール・バーガー

フランス映画「最強のふたり」のハリウッド・リメイク。出来としてはオリジナルの方が良いのかもしれないが、これはこれで悪くない。ハリウッドだからもっと派手になるのかと思ったけど、逆にこぢんまりとした作り。ブライアン・クランストンケヴィン・ハートのコンビも地味ちゃ地味だけど、意外とよかった。あとニコール・キッドマンが自然体な演技で好演。ダンスシーンに彼女の素の表情が見れた気がした。終盤もまあまあ余韻があり、及第点のリメイク。

過去を逃れて

監督:ジャック・ターナー

モノクロ、ロバート・ミッチャムカーク・ダグラスとわくわくさせるようなフィルムノワール。前半は面白かった。ただ後半に行くにしたがって、イマイチ話がよく分からなくなった。こんなに複雑にしなくてもいいのに。微妙だった後半だが、終盤の崖のシーンやラストの聾唖の少年に確認するシーンがよかった。ジェーン・グリアの男を手玉に取るというよりは、はっきりしない性格がファム・ファタールとしてもやもやさせるが、最後はやはり悪女だったということだろう。まあまあかな。。。

カミュなんて知らない

監督:柳町光男

アルトマンの「ザ・プレイヤー」を大学に置き換えたようなもの。長回しとか映画のうんちくとか劇中でも「ザ・プレイヤー」に言及してたが、物凄い影響受けてる。キャストが懐かしかったり、若き日の姿だったりで、やっぱり時代を感じる。