マーティン・エデン

監督:ピエトロ・マルチェッロ

なぜこれを映画化しようと思ったのか。全く主人公に魅力を感じなかった。調べたらアメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝ということではないか。なぜイタリアに設定を変えたのか謎。エピソードも弱く、何がしたかったのか最後まで乗れなかった。。。

ホモ・サピエンスの涙

監督:ロイ・アンダーソン

シュール。まあロイ・アンダーソンだから、こんな感じに仕上がってるとは思ったけど。深く考えてはいけない。元々意味なんてないんだから。でも町の美しさとか、北欧の空気感とか、カウリスマキなんかもそうだけど、独特な作風にはピッタリはまる。

パピチャ 未来へのランウェイ

監督:ムニア・メドゥール

90年代のアルジェリアの話。アルジェリアはよく知らないけど、こんなイスラムな感じなんだ。少女たちの反抗はそれなりに良かった。ただ終盤の展開はどうなんだろう。じゃあ今までのは一体なんだったのってぐらい拍子抜けする終わりであった。これが現実の厳しさというリアルさは伝わったが。。。

ある画家の数奇な運命

監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
善き人のためのソナタ」の監督ということで期待したんだけど、やや冗長というしかない。正直大した映画とは思わないが、それでも不思議な余韻があり、音楽も印象的だった。セバスチャン・コッホも存在感あり。ラストはバスのクラクションでカメラグルグル。主人公の笑顔で止まって終わり。大袈裟な演出も多いが、なんか嫌いになれない。ちょいおまけ。

ナイチンゲール

監督:ジェニファー・ケント

「ババドック」の監督なので、てっきりホラー映画だと思っていたら違った。まあ復讐劇なんだが、オーストラリアや時代背景のせいか単純な復讐劇でなく、むしろ人種差別とか女性の人権みたいなものが前面に出てる。復讐劇としてはやや煮え切らない部分も感じるが、これはこれで楽しめた。

みをつくし料理帖

監督:角川春樹
もっと料理な映画かと思ったけど、友情の方がメインかも。エピソードがぶつ切れで、中途半端な印象。ゆえにどうもキャラに感情移入できない。角川春樹だからか年寄りのゆったりした映画になってしまった。TV向きかもしれない。。。