日本独立

監督:伊藤俊也

悪くないけど、イマイチ重厚さに欠けるというか。キャストはベテラン陣が揃っていて、そこはよかった。だけど映画というよりテレビっぽかったかな。冒頭の手紙で、あそこまでアメリカに媚びへつらわなくても。どこか監督は日本を卑下しているように思えた。吉田茂小林薫だったのか。かなりよかったんじゃない。折角テーマもキャストもよかったのに、なんか再現VTRのようで勿体ない。。。

ワンダーウーマン 1984

監督:パティ・ジェンキンス

まあこんなもんかな。そこまで面白いってわけじゃないけど、この80年代テイストは悪くない。クリス・パインのウエストポーチに笑う。どこか「バックトゥザフューチャー2」を思わせて、やっぱり80年代ってダサいよな。服もなんかカラフルだし。ペドロ・パスカルは明らかにトランプというかビフというか。ガル・ガドットは強くて優雅であった。

オール・マイ・ライフ

監督:マーク・マイヤーズ

実話を基にした病気物のラブストーリー。まあ悪い作品ではない。真っ当なラブストーリーだけど、映画化するほどかなあとも思う。彼らの出会いから別れまでが描かれているから、感情移入できたというか凄く身近なカップルのひとつの歴史が見れたようだった。最後は実際の結婚式の映像が出てきたが、普通に元気そうに見えたけどねえ。。。

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢

監督:ニーシャ・ガナトラ

どこか物哀しさがあるのはいい。ショービズ業界での老いの問題とか夢だけじゃ生きれない現実とか、この雰囲気は好き。終盤のある真実も悪くはない。しかしケルヴィン・ハリソン・Jr最近よく見るなあ。どうも顔が一致しないのだが、黒人若手俳優では相当な有望株。歌姫役のトレイシー・エリス・ロスはダイアナ・ロスの娘だそうだ。どうりで貫録あるわけだ。。。

ペイン・アンド・グローリー

監督:ペドロ・アルモドバル

主人公のアントニオ・バンデラスは監督アルモドバル自身ではないのか。大分投影されているように見えたが。まあ正直バンデラスがヘロインやってるだけの映画って気がしないでもない。そこまで大したドラマはないので、アルモドバルに興味がないとつまんないかも。ただラストシーンがよかった。この構成はさすがアルモドバルと思わせたので、ちょいおまけ。

ロストクライム -閃光-

監督:伊藤俊也

「罪の声」はグリコ森永事件だったが、こちらも昭和の大事件である3億円事件を基にしたミステリー。題材的には面白かったし、フィクションとはいえ、それなりに真実味は感じられた。ただ映画としては普通。もっと硬派に撮れなかったのか。原田芳雄夏八木勲などはさすがの重厚さを出してはいたが。。。

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~

監督:ハイロ・ブスタマンテ

グアテマラ映画。「火の山のマリア」の監督か。一応ホラー映画のようだが、政治的なものを絡めた変わった切り口。変な風味はあるのだが、あまり面白くはなかった。。。