殺さない彼と死なない彼女

監督:小林啓一

3組の少年少女の学生が織りなす青春模様。思ってた感じと違った。正直この世界観はあまり好みではない。会話が中二病的で、どうもなじめない。そこまでキャラたちに魅力があるわけでもなく、 間宮祥太朗桜井日奈子のメインの話以外の2つはそこまで重要なものではない。唐突な死もなんか取ってつけたようだ。ただそこまで嫌いになれないものもある。光の使い方やツンデレな間宮とブスな桜井はどこか気になるのも事実。彼ら彼女らにはどんな未来が待ち受けているんだろうと考える余地がある。ちょいおまけ。

夕陽の用心棒

監督:ドゥッチオ・テッサリ

D・テッサリということで期待したのだが、うーん変なマカロニ。意外に話はごちゃごちゃしてるし、ジュリアーノ・ジェンマのキャラに全くと言っていいほど魅力がない。何で主人公がこんないい加減なキャラにしたのか謎。敵ボスも相当頭が悪くて、さっさと殺せばいいのに、他の奴は簡単に殺すのにジェンマには寸止めばかり。ボスの女が寝返ったり、ヒロインとジャンマがくっつかなかったりと妙に外した脚本はやっぱり変。立て篭もった緊張感も全然なかった。。。

ミリオンダラー・スティーラー 史上最大の作戦

監督:アリエル・ウィノグラッド

2006年、アルゼンチンで実際に起きた銀行襲撃事件を映画化。結構シンプルな強盗劇で、それほど凄いものはないんだけど、なんかのらりくらりと最後まで退屈しなかった。真面目な作風でもなく、ちょっとコメディチックでどこか陽気。太陽が明るく、犯罪もなんか許せちゃうみたいなノリは南米気質ということなのかなあ。。。ちょいおまけ。

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

監督:馬場康夫

タイムトラベル系は好きだが、これは何かしょーもなさそうだったので観てなかった。まあ結果的にはしょーもなかったけど、バブル時代の狂乱はこれはこれで懐かしい。飯島愛とかラモスとかディスコにオープンハート、ワンレン・ボディコンああバブルだねえ。まあこの映画(2006)自体が今の2020年から観ると古臭いという、2段階の古臭さを味わえるわけだが。音楽はよかった。

シンクロ・ダンディーズ!

監督:オリヴァー・パーカー

オヤジたちのシンクロといえば、「シンク・オア・スイム」なんてのもあったが、あれはフランスに対して、こっちは英国版。同じくスウェーデンに実在する男子シンクロナイズドスイミング・チームをモデルにしている。まあオヤジたちの奮闘ぶりは悪くない。「シンク~」は優勝してたのに対して、こっちは2位。大会をそんなにメインにしてるわけではないので、過程がやや省略気味で、そこまで勝った感はない。でも生きがいを見つけることがテーマだと思うので、それでいいのかも。

映画 あたしンち

監督:やすみ哲夫

TVアニメ版は観てないので知らないけど、ほのぼのとした日常系のアニメ。その劇場版で、まあ「君の名は」と「バックトゥザフューチャー」を合わせたようなオリジナルストーリー。母と娘が入れ替わる。娘の修学旅行に母が行き、母の同窓会に娘が行く。なんてことないけど、ちょっとだけノスタルジック。しかし母の顔は物凄いインパクトある。。。ちょいおまけ。

吸血蛾

監督:中川信夫

原作横溝正史金田一もの。何だか話がよく分からなくて、ついていけなかった。一体この映画は何がしたかったんだ。とにかく人がよく死ぬ。デザイナー業界が舞台だからか、女優たちは綺麗な人達ばかりだった。「三本指の男」同様、金田一は変装の名人だけど、この頃はまだそこまでキャラが確立されていない印象。いきなり真相が明かされたといわれても、こっちは置いてけぼりを食らうだけだった。まあ怪奇な味は嫌いじゃないけど。。。