監督:山下耕作
宮尾登美子原作。時代を生き抜いた二人の姉妹の物語。同じ男を愛した愛憎劇。若干長いし、女目線で見たヤクザ映画って感じだが、それなりに格調もあった。十朱幸代も秋吉久美子も脱いでいて立派。最近の女優も見習ってほしい。そして良くも悪くもショーケンだった。十朱の指詰めシーンは一応見せ場なのかな。。。
監督:ローアル・ユートハウグ
アリシア・ヴィカンダーでリブート。女インディジョーンズってとこか。まあ無難なスタートだが、興行的には微妙で、シリーズ続ける噂もあるがどうなんでしょう。一応日本が舞台であるが、ハリウッド映画お得意のヘンテコジャパンでツッコミ所多数。卑弥呼の時代にあんな技術ねえよと日本人なら苦笑するしかない。つーか現代でもあの技術は無理だと思う。。。
監督:若松節朗
かわぐちかいじ原作。映画としてはまあまあ。VFXや演出など、この手のハリウッド戦争映画と比べるとショボイ気もするが、そこそこ健闘。でも出来以上に考えさせるテーマはあった。こういう事態になった時の現場や政府のシミュレーションとして、議論する価値はある。小国が突然攻めてくるとかツッコミ所は多いが、そこはエンターテイメントとして置いておこう。ただ敵は殺しに来てるのに、日本ときたらそんな状態でも配慮する。戦争放棄は分かるが、なんだか平和ボケというか情けなさを感じた。100%向こうが悪いのに、五分五分で解決しようという配慮配慮配慮。そうしてこなかったのが、恨みを作り今の世界になったと主張。ごもっともだし立派だが、そのバカ真面目な中途半端なお人好しが後々痛い目に合うということも、将来の日本人たちのために理解してほしいものである。。。