ウォーターボーイズ

監督:矢口史靖

これ観たことなかったな。男のシンクロにイマイチ興味が示せず敬遠していたが、矢口映画と知って観ることにした。相変わらずこの監督はあまり上手くない。青春としてもコメディとしても。平均点ぐらいで突き抜けた面白さがなかった。しかしである。最後のシンクロが予想以上に良く、今までの全て帳消しにするぐらい良かった。選曲もばっちりである。妻夫木もイケメン。矢口はどこか侮れないところがある。

ブレイン・ゲーム

監督:アフォンソ・ポヤルト

全体的には安い映画ではあるが、キャストは悪くない。予知能力者対予知能力者という何かどっかでありそうな話だが、アンソニー・ホプキンスコリン・ファレルということで、それなりに興味は引き付けられたかな。アビー・コーニッシュも結構好きだし。。。

スマホを落としただけなのに

監督:中田秀夫

原作は読了済み。まあほぼ原作通りの内容で、無難な仕上がりではある。ただそれほどスマホを落とした怖さは感じなかった。その辺の恐怖をもうちょっと感じさせてほしかった。千葉雄大はミスキャストな気もするが、たまにいい顔するからそんなに悪くないとも思えるし。犯人のステレオタイプな演技はイマイチ。原作ではもっと重要だった音声認識が意外とさらっと程度で流されてちょっと拍子抜けだった。。。

ガンジスに還る

監督:シュバシシュ・ブティアニ

インドの宗教観はよく分からないが、ガンジス川で死を迎えようとする父と息子の2週間をゆったりした雰囲気とユーモアを交えながら描く。正直特に大きなことは起きない。それなのになぜか安らぎみたいなものを感じた。ガンジス川が全てを受け入れてくれる。皆自然に還るのだ。しかし日本じゃ2週間も仕事休めないよな。休みすぎな気もするが、日本人の余裕の無さも逆に感じてしまった。

触手

監督:アマト・エスカランテ

最初の方は、この映画はなんなのか、どこに向かっているのかさっぱり分からなかったが、一応SFってことなのかな。なんか安いエロアニメみたいな気がしないでもないが、奇妙な味があって意外と悪くない。タコの快楽に溺れていく映画ってなんやそれ。ちょいおまけ。

夜を探がせ

監督:松林宗恵

石原慎太郎原作。モノクロでフィルムノワール調な感じは好き。探偵ではないが探偵映画のようで、戦争時に起きた事件の謎の真相を追う。鶴田浩二もまあかっこいいし、白川由美が美しくて、この手の映画のムードを盛り上げる。真相はある意味ありがちなものはあるが、割と面白かった。

ジェノサイド・ホテル

監督:リアム・ワーシントン

2008年にインドのムンバイで同時多発テロが起きたことすら知らなかった。そんな事件あったんだ。そのうちのタージマハル・ホテルでのテロを描いている。イスラム過激派らしいが、なんでこんなことしてるのか謎。こんな無差別に殺しまくって、それで神だのなんだの言っても理解に苦しむ。まあ映画自体は正直普通。終盤になってそれなりにサスペンスが盛り上がりはしたが、ドラマとしての深みはあまりなかった。。。