タリナイ

監督:大川史織

太平洋戦争時にマーシャル諸島で命を落とした日本人兵士の息子が、父が最期を過ごした地を訪れる姿を記録したドキュメンタリー。マーシャル諸島なんて知らない。こんな辺境の地まで日本は手を伸ばしていたのか。日本軍の残骸が今も残っている。優しく接しているが日本に対してどういう感情を持っているのだろう。戦争に駆り出され、いざ異国に行ってみたら、飢餓に直面。一体何しに来たんだろうというのが日本兵たちの本音ではないのか。勢いと状況判断ができずにずるずると戦争に突き進んでしまった日本の末路。息子の勉さんの日焼けが印象的だった。そしてタリナイとは一体何なんだと思ったら、その意味は「戦争」であった。。。