こころに剣士を

監督:クラウス・ハロ

フェンシング映画というのは珍しい。ただその影ではエストニアという国の歴史が大きく絡んでいる。大戦中はドイツ、戦後はソ連に占領された国。その時代によって軍人から戦犯になってしまう。時代に翻弄されながら、教師として子供たちにフェンシングを教えた実話を基にした作品。周りの人間が目を光らせている戦後の状況が垣間見れる。逃げ続ける人生と子供に希望を与える人生、難しい選択だったことだろう。。。