マチネの終わりに

監督:西谷弘

原作平野啓一郎。主演の二人は様になる。大人のラブストーリーではそこは重要だ。そして結構印象的な台詞も多かった。未来が過去を変えるとか。確かにそういう考え方もあるなと。あと坂本さんの話とか原作者の女性を落とすネタなのかと思うほど。福山雅治石田ゆり子のすれ違いのもどかしさと、なんとなく綺麗な感じに収まった桜井ユキのエグさ。ドロドロのホラーにもなりえたが、そこはしっとりと大人のドラマにした。今後二人はどういう道を選ぶのか。あの出会いが良かったのか悪かったのかは未来の行動で決まる。