ロストパラダイス・イン・トーキョー

監督:白石和彌

白石和彌の長編デビュー作。最初は安っぽい映像にどうなることやらと思ったが、確かに東京の失われた楽園がここにはあった。社会の片隅で生きる人間たちの顔が見えた。孤独で何かに追われ、それでも自分は何かを探している。そして彼らはその何かを見つけることができたと思う。それは愛なのか希望なのか居場所なのか。内田慈が痛々しい。でもちょっとだけ愛おしく見えた。。。