長いお別れ

監督:中野量太

映画としては若干作為的な空気を感じた。リアルさよりも、どこか作られた不自然さを覚えた。まあでも老いや痴呆、介護など、目を背きたくなる現実は、いつかはやってくる。介護をする側もされる側もいろいろと考えずにはいられない。どこか希望のある幕切れではあるが、観てる方は、ちょっと暗い気持ちになった。松原智恵子の独特のほんわかした雰囲気はいい。