未来を乗り換えた男

監督:クリスティアン・ペッツォルト

1942年に執筆したナチス・ドイツの迫害の原作を現代に置き換えて映画化。ナチスを現代に置くことによって、ディストピアSFのような味が出て、その着想は面白い。設定はいいのだが、肝心の内容はそれほどでもないけど。ファシストの恐怖やなりすましのサスペンス性など、もう少し面白くできた気もするが、意欲作として評価したい。