赤い雪 Red Snow

監督:甲斐さやか

トマス・H・クックの小説を思わせる。人間の記憶のあいまいさ。特に子供の頃の記憶なんて、憶えてなかったり、勘違いしていたりとあいまいだ。若干事件はありがちというかどっかで観た感じもするが、力のある画面を作り出せていた。この暗さと雪の迫力はやはり画になる。菜葉菜も熱演。こういう暗いサスペンスを撮る女性監督の登場を歓迎したい。