愛と死の記録

監督:蔵原惟繕

吉永小百合と渡哲也の悲恋映画であり、1966年のモノクロ映画。広島が舞台というのは何か意味があるのかと思ったが、なるほど原爆症ですか。戦後20年以上経ち、実際にこういう映画が作られ、なお続く戦争の後遺症を恋愛映画の形で描く。当時の広島の風景も興味深い。吉永小百合は力んだ演技。まあそれが悪いわけではないが、もう少し肩の力を抜けばいいのに。吉永が病気と思いきや渡哲也の方ですか。しかしこの結末は何なんだ。愛というより真面目すぎたのかなあ。。。