他人の顔

監督:勅使河原宏

安部公房(原作・脚本)、勅使河原コンビ再び。不条理劇なんだが、不条理感がいつもより薄い。要は整形手術となんら変わりなく、顔を変えることによる人間の深層心理などの理屈をこねているだけで、なんらよくある話の域を出ない。ただ終盤の妻の前で仮面を剝すが、妻は気付いていたというシーンが良かったのでオマケ評価。最後の医者を刺すのは余計だったが。。。