菊次郎の夏

監督:北野武

久石譲の音楽が主役。最初はどこか中国映画のような素朴さを感じた。少年とやくざの旅は武版「ペーパームーン」がやりたかったのかな。母親探しまでは良かったが、後半はおふざけがやりすぎでやや冗長であった。でもどこか全体に照れる武の人柄がにじみ出ていて、ぶっきらぼうの中に優しさが込められていた。