インターステラー

監督:クリストファー・ノーラン

時間を逆転させた親子愛。時間差から生まれる壮大な愛の物語だった。結論から逆算したような話の作りはノーランらしい。壮大な話の中にもきちんと人間のずるさ、嘘といったサスペンスを散りばめ長時間でも退屈させなかった。予想外のカメオ、マット・デイモンの起用も何気にデカイ。そして壮大かつ絶望的な音楽が素晴らしかった。「2001年宇宙の旅」を思わす映像に、ああそれやりたかったんだと苦笑。しかしこの映画を観て一番近いと思った映画はシャマランの「サイン」だ。全体的なハッタリ具合。トウモロコシ畑。最後は愛へと帰結させる展開。なんとなく思い出した。