長い灰色の線

監督:ジョン・フォード

ジョン・フォードらしいセンチメンタルで堅実な作りではあるが、正直印象が薄い。最初はやけにコメディ調だが、戦争が近付くと暗い雰囲気になっていく。タイロン・パワーは中年からジジイまで頑張っているが、あまり魅力的とはいえないキャラクター。モーリン・オハラも同様だ。音楽や行進に騙されそうになるが、それほど凄い映画ではない。