もうひとりの息子

監督:ロレーヌ・レヴィ

フランス版「そして父になる」。同時期に同じような映画が作られるとはね。子どもの取り違えは同じだが、気がつくのが幼少時と18歳ではまた捉え方が違ってくる。しかもさらに民族問題や宗教なども絡んでいるからもっとめんどくさい。その中で必死に現実に向き合おうと努力するお互いの家族の苦しみが痛いほど伝わってきた。最後は悲惨な結末にならなくて良かった。