アメリカン・ハッスル

監督:デヴィッド・O・ラッセ

話をごちゃごちゃかき混ぜすぎて、前半は余り楽しめなかった。個人的にはもっとシンプルな詐欺映画の方が好みだが、この映画は詐欺よりも70年代の風俗やファッション、そしてこの壮大な詐欺事件に関係する人間たちの滑稽さをあざ笑う映画といった方がいいかも。役者たちの演技合戦が見所の大きな一つであり、皆好演していた。主要キャストの中ではクリスチャン・ベイルは抜きに出て上手かった。冒頭のハゲ&デブからパンチあったなあ。そしてジェニファー・ローレンスのビッチぶりも堂に入ってた。あと忘れちゃいけないのがデニーロの存在。やっぱ格が違う。彼が出てきてから映画が一層引き締まった。