十誡

監督:セシル・B・デミル

セシル・B・デミルのサイレント映画。のちにセルフリメイクしている。てっきりモーゼ云々のスペクタクルかと思ったら、最初だけでむしろ現代編が中心になっている。1923年という時代を考えるとよく出来てるし、前半の特撮等かなり頑張っていて見応えはあった。ただ後半の現代編がやや残念。十誡を破り、手抜き工事した教会が崩れ、母親が下敷きになり死んでしまう。ここで終わらせれば良かったのだが、その後がグダグダと他愛のない話が続き、完全に蛇足だった。