そして友よ、静かに死ね

監督:オリヴィエ・マルシャル

あるいは裏切りという名の犬」のオリヴィエ・マルシャル監督らしい渋い作品。現代と過去を回想させ、ギャングたちの犯罪の軌跡と友情を描く。正攻法ゆえに、若干ひねりなどもほしくなるが、でもその骨太な作風は、こういうジジイたちのギャングストーリーには余計な小細工はいらないのかも。友人だと思っていた男が、ずっと裏切り続けていたということを知った時のラストシーンは、怒りや失望、哀しみなど、静かな中にいろいろな感情が語られた良いシーンだった。それにしてもチェッキー・カリョ老けたな。。。