ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー

監督:マイケル・マン

マイケル・マンの最高傑作かもね。劇場デビュー作から今まで全くぶれずに男臭い映画を撮り続けるのは流石。確かに80年代独特の古臭さはあるけど、スタイリッシュにそして硬派に男の生き様を活写。ジェームズ・カーンが渋い。そしてロバート・プロスキーの糞爺ぶりもいい。普通に泥棒映画で終わっていたらそれほどの映画ではなかったが、最後の全てを捨てて復讐に乗り込むとこが最高だ。なんとなくジョン・ウー香港ノワールを思わせ、アクションシーンに興奮。また夜の映像にも味があった。