ハーヴェイ・ミルク

監督:ロバート・エプスタイン、リチャード・シュミーセン

ゲイの政治家ハーヴェイ・ミルクのドキュメンタリー。ガス・ヴァン・サントの「ミルク」を先に観ていたので、どういう人物かは大体分かっていた。ゲイの人って差別を受けてきたからこそ他人に優しくなれる、苦しみを知っている人間だからゲイだけでなく、マイノリティからも熱い支持があったのだろう。「ミルク」では暗殺されて終わりだが、こっちはさらに暗殺したダン・ホワイトのその後の裁判に続いていき、彼は5年で仮釈放となった。司法も社会もまだまだ偏見は消えない。彼はその後自殺する訳だが、これもなんだか後味悪い。そういえば「ミルク」でダン・ホワイトを演じたジョシュ・ブローリンがそっくりだった。。。